2016年3月8日号 東京メトロ南北線①

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面「現状価格」は15年9月〜15年11月までの3ヵ月間を集計

東京メトロ南北線の駅ごとに平均坪単価を算出した表

白金台、25%超上昇

東京メトロ南北線(目黒~赤羽岩淵)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は325万円。1年前に比べて49万円、17.7%上昇した。事例数が2546件(前年より617件増)、平均築年数が20.6年(1年前21.0年)、平均専有面積は59.84平方メートル(同62.35平方メートル)だった。今回掲載駅(目黒~市ヶ谷)における最高値は永田町の546万円。今回掲載駅は四ツ谷を除きすべて上昇した。

東急目黒線と埼玉高速鉄道が相互乗り入れをしているほか、白金高輪~目黒は都営三田線と共用している。

白金台は、事例が100を超えている駅では、最も上昇率が高く、25%を超え、400万台の大台に乗せた。平均専有面積も今回掲載駅では際立って広く、築浅物件も増えたことから上昇した。

六本木一丁目は、横ばい基調から上昇へ転換。500万円台手前まで上昇したのは、タワー物件からの事例の流通による。

市ヶ谷は堅調に推移。コンパクト型の事例が増えたが、上昇基調は変わらず。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ