2024年10月22日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年7月~24年9月までの3ヵ月間を集計

築古化進み下落駅が増加

JR高崎線(大宮~高崎)の平均坪単価は127万円で、1年前に比べて1万円、1.1%下落した。事例数は2062件(前年より168件増)、平均築年数は29.3年(1年前27.8年)、平均専有面積は67.37平方メートル(同66.64平方メートル)だった。最高値は大宮の185万円。

ファミリー向けが多い同路線。上昇が目立った前期に比べ、今回は上昇と下落が入り混じる展開となった。

宮原上尾は連続上昇。特に上尾は上昇幅が9.3%に広がり、平均坪単価は141万円となった。平均築年数は路線平均を上回るものの、事例の築浅化が進んだ。

一方、桶川北鴻巣はいずれも事例の築古化によって反転下落した。中でも北本鴻巣の2駅は15%台の大幅下落となった。

高崎は前期22%の大幅上昇で100万円の大台に乗ったが、今期は11%台の下落に転じ、93万円となった。

吹上行田籠原本庄は事例数が50件未満。個別事例の影響が出やすい状況だ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ