2020年9月29日号 JR青梅線

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年6月~20年8月までの3ヵ月間を集計

下落駅は過半、福生は堅調

JR青梅線(立川~奥多摩)の平均単価は101万円で、1年前から5.5%、5万円下落した。事例数は1067件(前年より116件減)、平均築年数が27.6年(1年前25.7年)、平均専有面積は56.61平方メートル(同58.92平方メートル)。掲載区間における最高値は立川の149万円。

今期は下落駅が半数を超える展開となった。中でも同路線の約3分の1の事例数(350件)を占める立川は下落基調。前期から下落幅が拡大し、5%台の下落となった。今期は築年数の上積みが進み、平均築年数は29.5年まで上昇した。

昭島も二桁の下落に転じ、平均坪単価は108万円となった。平均専有面積は70平方メートル前後で推移しており、ファミリー向けが多いエリアだ。

福生は堅調で、前年から上昇幅が拡大した。平均坪単価は83万円となり、下落基調の隣駅とは対照的な展開だ。

小作は堅調で、今期も上昇を維持した。同路線では最も平均築年数が浅く、20年を下回っている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ