2025年12月2日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年7月~25年9月までの3ヵ月間を集計

好調武蔵小杉、500万円間近
JR南武線(川崎~立川)の平均坪単価は249万円で1年前に比べて10.6%、24万円上昇した。事例数は3282件(前年より188件減)、平均築年数が28.1年(1年前は27.9年)、平均専有面積は60.60平方メートル(同59.40平方メートル)。今回掲載区間(川崎~矢野口)の最高値は武蔵小杉の494万円。
川崎は7%の上昇で平均坪単価が243万円となった。事例の築古化が進んで30年台まで伸びたが、事例数は874件で今期も同路線最多となった。
尻手~向河原は上昇と下落が入り混じる展開。尻手は連続下落、矢向は反転上昇。鹿島田と平間は下落に転じ、坪単価は200万円前後となっている。
武蔵小杉は好調。事例数が400件前後で推移する中、今期は平均築年数が若返った。20%超の上昇で坪500万円が目前に迫る。
宿河原や中野島も上昇基調だ。後者は平均築年数が4年超も若返り、今期は22%台まで上昇率が拡大した。