2025年11月4日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年7月~25年9月までの3ヵ月間を集計

上昇、下落が入り混じる展開
JR横浜線(東神奈川~八王子)における平均坪単価は158万円で、1年前に比べて1万円、1.0%上昇した。事例数は3660件(前年より188件減)、平均築年数が29.3年(1年前28.7年)、平均専有面積は60.35平方メートル(同61.08平方メートル)。掲載区間における最高値は東神奈川の282万円。
前期に続いて上昇、下落が入り混じる展開。前期に二桁上昇し坪300万円に迫った東神奈川は反落した。平均築年数は路線平均を下回る23年台で推移しているが、わずかに築年の上積みが見られた。
新横浜、鴨居は連続上昇で上昇率もそれぞれ前期から拡大した。小机、中山、十日市場はいずれも二桁の反転上昇となった。
事例数が400件を超える相模原と橋本は対照的だ。平均築年数が30.7年まで伸びた前者は下落に転じ、若返った後者は二桁上昇で坪144万円となった。
八王子はわずかに下落し155万円。事例数は路線最多の578件だった。