2025年10月7日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

池袋周辺の上昇幅が拡大

東京メトロ有楽町線(辰巳~和光市)の平均坪単価は508万円で1年前に比べ113万円、28.6%上昇した。事例数は4090件(前年より87件減)、平均築年数が24.2年(1年前25.0年)、平均専有面積は61.35平方メートル(同57.10平方メートル)。今回掲載区間(護国寺~和光市)の最高値は東池袋の677万円。

護国寺は堅調。事例の築古化により平均築年数は37.8年まで伸びたが、今期も上昇し358万円となった。

東池袋は前期から27.7%の大幅上昇で677万円となった。同路線内でも比較的築浅事例が多い駅だが、今期は平均築年数が17.4年まで若返った。

池袋要町も好調だ。どちらも前期から上昇幅が拡大し、それぞれ400万円、300万円の大台に乗った。

一方、前期二桁上昇の小竹向原地下鉄赤塚はそれぞれ反転下落し、250万円、245万円となった。どちらにも事例の築古化が見られる。

和光市は連続下落で165万円となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ