2025年9月30日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

好調湾岸、3割上昇目立つ
東京メトロ有楽町線(辰巳~和光市)の平均坪単価は508万円で1年前に比べて113万円、28.6%上昇した。事例数は4090件(前年より87件減)、平均築年数が24.2年(1年前25.0年)、平均専有面積は61.35平方メートル(同57.10平方メートル)。今回掲載区間(辰巳~江戸川橋)の最高値は麹町の883万円。
今回掲載区間の大半が20%超の上昇幅を示した。特に豊洲は36.8%の大幅上昇で坪639万円となった。事例数は792件と前期(559件)から増加する中、平均築年数が15.6年に若返った。
月島も事例数の増加(今期653件)と築浅化により、平均坪単価は前期から31.7%上昇して690万円となった。
麹町は二桁の連続上昇で坪883万円。2年前から358万円も上昇している。事例数は60件台で周辺駅よりは少ない状況だ。
市ケ谷、飯田橋もそれぞれ上昇率が拡大した。23%、14.6%の上昇でどちらも600万円台に乗っている。