2025年9月9日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

各駅高騰、勢い止まらず
東京メトロ日比谷線(中目黒~北千住)の平均坪単価は613万円で1年前に比べて173万円、39.1%上昇した。事例数は3668件(前年より483件減)、平均築年数が26.9年(1年前27.0年)、平均専有面積は56.66平方メートル(同52.77平方メートル)。掲載区間(中目黒~茅場町)の最高値は六本木の1316万円。
路線平均が前期から約4割上昇した。特に今回掲載区間の伸びが顕著だ。
中目黒は前期から200万円超の上昇で坪666万円となった。前期から平均築年数が若返り、平均専有面積が63平方メートル台まで拡大する中で大幅な上昇となった。
広尾(前年比31.7%上昇)と六本木(同91.3%上昇)は前年を大きく上回る上昇率を示した。広尾は事例数が458件で同路線最多。六本木も300件超の事例数を維持しながら、今期は築浅化が進んだ。神谷町は今期も30%超の上昇率を示し、平均坪単価が1246万円となった。
八丁堀と茅場町も二桁の連続上昇と好調だ。