2025年8月26日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

六本木一丁目は坪1500万円超
東京メトロ南北線(目黒~赤羽岩淵)の平均坪単価は655万円。1年前に比べて154万円、30.9%上昇した。事例数は3186件(前年よりも723件減)、平均築年数が26.7年(1年前は26.9年)、平均専有面積は60.55平方メートル(同59.13平方メートル)だった。今回掲載区間(目黒~市ケ谷)の最高値は六本木一丁目の1562万円。
同路線の中でも大幅な上昇を示した今回区間。白金台と白金高輪は前期から坪200万円超の上昇となった。白金台は平均専有面積が87平方メートル台(前期は76平方メートル)に拡大し、白金高輪は事例の築浅化が進んだ。
麻布十番と六本木一丁目はそれぞれ1000万円の大台を突破した。麻布十番は前期(22.6%上昇)を上回る37.9%の上昇で、事例数は400件前後で推移している。六本木一丁目は事例の若返りに加え、平均専有面積が20平方メートル以上拡大した。今期の上昇率は67%台で平均坪単価は1562万円となった。事例数は90件だった。