2025年7月29日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

二桁の上昇駅が目立つ

東京メトロ千代田線(代々木上原~北綾瀬)の平均坪単価は482万円。1年前に比べて89万円、22.6%上昇した。事例数は2275件(前年よりも580件減)、平均築年数が27.2年(1年前も同じ)、平均専有面積は57.27平方メートル(同58.21平方メートル)だった。掲載区間の最高値は新御茶ノ水の1136万円。

各駅の上昇幅が拡大し、前期で下落した駅も上昇に転じた。代々木上原は平均築年数が上積みされたものの、二桁上昇で坪662万円となった。代々木公園は50%台の上昇で、坪888万円。前期から事例が若返り、平均築年数が17.4年となった。

乃木坂赤坂も二桁の連続上昇で、坪615万円、877万円とそれぞれ100万円超の上昇だ。大手町と新御茶ノ水は事例数が30件未満と少なく、個別事例の影響が出やすい。

湯島根津は20%を超える上昇。千駄木町屋は二桁の上昇に転じた。ターミナル駅の北千住は二桁に迫る上昇で坪271万円となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ