2024年07月02日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年12月~24年2月までの3ヵ月間を集計

小田急小田原線駅別中古マンション価格を示す表の画像です

大半の駅が下落トレンド

小田急小田原線(新宿~小田原)の平均坪単価は189万円で、1年前に比べて3万円上昇した。事例数は6172件(前年より907件増)、平均築年数は32.7年(1年前31.7年)、平均専有面積は63.39平方メートル(同62.56平方メートル)だった。今回掲載区間(小田急相模原~小田原)における最高値は海老名の146万円。

二桁上昇が多かった前期から一転し、下落する駅が大半を占めた。相武台前は二桁上昇で96万円。事例数は増加傾向で築浅化が進んだ。

座間本厚木は下落トレンド。いずれも前期は二桁を超える大幅上昇だったが、6~10%台の下落に転じた。厚木は事例の築古化が進み、平均築年数が40年を超えた。本厚木は事例数が499件と今回掲載区間で最多。築年数の上積みはわずかながら、前期に20%上昇した反動で下落。

小田原も築古事例の増加により、今期は10%の反転下落。東海大学前渋沢開成は事例数が20件未満で個別事例の影響を受けやすくなっている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ