2025年7月15日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

続伸の西新宿が坪653万円

東京メトロ丸ノ内線(池袋~荻窪)の平均坪単価は434万円。1年前に比べて66万円、17.9%上昇した。事例数は3429件(前年よりも361件減)、平均築年数が30.5年(1年前は31.0年)、平均専有面積は48.45平方メートル(同47.48平方メートル)だった。今回掲載区間(新宿御苑前~荻窪)の最高値は西新宿の653万円だった。

支線(中野坂上~方南町)における平均坪単価は305万円。1年前に比べて24万円、8.4%上昇。事例数は775件(同170件減)、平均築年数は34.5年(同34.6年)、平均専有面積は47.54平方メートル(同48.98平方メートル)。

新宿御苑前は二桁の連続上昇で坪495万円となった。西新宿も上昇率を23%台まで伸ばし、この2年間で約200万円上昇した。中野坂上新高円寺は前期の下落から上昇に転じており、二桁上昇の中野坂上と新中野は事例が若返った。

荻窪は他の駅に比べて上昇幅は小さいが、上昇基調が続き、坪300万円が目前だ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ