2025年7月1日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

3駅が坪1000万円突破

都営地下鉄大江戸線(東新宿~光が丘)における平均坪単価は615万円。1年前に比べて178万円、40.7%上昇した。事例数は6297件(前年より205件減)、平均築年数が24.1年(1年前27.5年)、平均専有面積は58.95平方メートル(同52.63平方メートル)だった。今回掲載駅(大門~光が丘)における最高値は六本木の1316万円。

大半の駅が前期を上回る上昇率を示し、3駅は平均坪単価が1000万円を超えた。このうち麻布十番と六本木は事例数が300件を超え、築年数の若返りが見られた。六本木は前期から91%も上昇した。青山一丁目は平均築年数が30年台前半で推移しているが、専有面積は99.3平方メートルと拡大した。

前期で横ばい及び下落の西新宿五丁目東中野も二桁の上昇に転じた。いずれも事例の若返りが見られる。

練馬練馬春日町光が丘は反転上昇した。大門国立競技場都庁前は事例数が20件を下回り、個別事例の影響を受けやすい状況だ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ