2024年07月09日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年12月~24年2月までの3ヵ月間を集計

小田急江ノ島線駅別中古マンション価格を示す表の画像

中央林間は200万円目前

小田急江ノ島線(相模大野~片瀬江ノ島)の平均坪単価は163万円で、1年前から1万円下落した。事例数は2462件(前年より523件増)、平均築年数が29.0年(1年前27.4年)、平均専有面積は64.39平方メートル(同63.64平方メートル)。今回掲載区間(相模大野~善行)における最高値は中央林間の197万円。

前期から上昇幅が縮小した駅が目立つ。相模大野は2.4%上昇し、平均坪単価は174万円。事例数は200件台で推移しており、平均築年数はわずかに若返った。

前期20%台の大幅上昇となった中央林間は3%台の上昇にとどまり、坪200万円を目前に足踏み。同路線内では築年数が浅い20年台前半で推移している。

南林間鶴間は反転下落。どちらも築年数の上積みが進んだ。また、桜ヶ丘は上昇幅が拡大して98万円となった。事例数は増加傾向で、平均専有面積も拡大している。

築古事例が増加した湘南台は、前期の横ばいから4%台の下落となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ