2025年5月20日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

坪200万円超える上昇も

都営地下鉄三田線(目黒~西高島平)の平均坪単価は438万円。1年前に比べて79万円、22.0%上昇した。事例数は3734件(前年よりも1025件減)、平均築年数が30.1年(1年前は30.3年)、平均専有面積は54.77平方メートル(同55.27平方メートル)だった。今回掲載区間(目黒~巣鴨)の最高値は白金高輪の925万円。

各駅で大幅な上昇を示し、200万円以上の上昇をした駅も複数見られる。

平均専有面積80平方メートル超の白金台は36%台の上昇で坪874万円、白金高輪は43%台の上昇で925万円となった。後者は事例数が437件。前期(540件)から減少する中で事例の築浅化が進んだ。

三田は二桁の反転上昇で坪495万円となった。春日も8%台の上昇に転じ、2年前の水準に回復した。白山は前期に続く二桁上昇で坪389万円。千石も二桁上昇で407万円となった。

芝公園水道橋は事例数が50件未満で今回区間の中では事例の少ないエリアだ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ