2025年5月13日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

上昇率の拡大目立つ
JR山手線(品川~田端~東京~品川と回る環状線)の平均坪単価は538万円。1年前に比べて113万円、26.7%上昇した。事例数は6321件(前年よりも846件減)、平均築年数が28.3年(1年前は29.7年)、平均専有面積は54.12平方メートル(同53.43平方メートル)。今回掲載区間(高田馬場~秋葉原)の最高値は秋葉原の509万円。
上昇率の濃淡はあるものの、大半の駅が上昇トレンドを維持した。
ターミナル駅の池袋は連続上昇で坪412万円となった。上昇率は18%台まで伸び、400万円の大台に乗った。事例数は569件で、同路線で最多となった。
大塚、巣鴨、駒込も連続上昇と好調。いずれも上昇率が拡大した。
田端は反転上昇して坪298万円となった。西日暮里も293万円まで上昇し、300万円が迫る。
鶯谷と上野もそれぞれ二桁上昇だ。このうち上野は平均築年数が伸びる中で上昇し、坪436万円となった。