2025年5月6日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は25年1月~25年3月までの3ヵ月間を集計

浜松町が1000万円突破
JR山手線(品川~田端~東京~品川と回る環状線)の平均坪単価は538万円。1年前に比べて113万円、26.7%上昇した。事例数は6321件(前年よりも846件減)、平均築年数が28.3年(1年前は29.7年)、平均専有面積は54.12平方メートル(同53.43平方メートル)。今回掲載区間(東京~新大久保)の最高値は浜松町の1082万円。
前期比20%超と大幅上昇した同路線の中でもより大きな上昇率を示した今回区間。中でも浜松町は43%台の上昇で、平均坪単価が1000万円を突破した。上昇率は前期を上回り、2年間で537万円の上昇だ。事例数は174件と増加傾向。築浅事例の増加により、平均築年数が8.5年まで若返った。
事例数が豊富な田町~渋谷も前期からの大幅上昇が目立つ。田町、品川は600万円台後半、五反田、目黒も500万円台に乗った。恵比寿は24%台の上昇に転じ、坪655万円となった。
渋谷も前期比47%台の上昇で坪858万円となった。