2024年07月16日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年12月~24年2月までの3ヵ月間を集計

小田急江ノ島線②・小田急多摩線駅別中古マンション価格を示す表の画像です

鵠沼海岸が二桁減に転じる

小田急江ノ島線(相模大野~片瀬江ノ島)の平均坪単価は163万円で、1年前から1万円下落した。事例数は2462件(前年より523件増)、平均築年数が29.0年(1年前27.4年)、平均専有面積は64.39平方メートル(同63.64平方メートル)。今回掲載区間(藤沢本町~片瀬江ノ島)における最高値は片瀬江ノ島の272万円。

前期の上昇から一転し、下落トレンドとなった。鵠沼海岸は二桁下落で196万円。築古事例が増加し、平均築年数は40年に迫っている。

小田急多摩線(新百合ヶ丘~唐木田)の平均坪単価は162万円で、1年前から4万円下落。事例数は372件(前年より97件増)、平均築年数が30.7年(1年前30.5年)、平均専有面積は71.74平方メートル(同69.71平方メートル)。最高値は栗平の176万円。

ファミリー向けが多い新百合ヶ丘は前期の二桁上昇から4%台の下落に転じた。事例数が296件と同路線の約8割を占めており、事例の築古化が進んだ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ