2025年3月11日号

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年9月~24年11月までの3ヵ月間を集計

二桁の変動が入り混じる

北総鉄道(京成高砂~印西牧の原)の平均坪単価は116万円で、1年前から6.3%、8万円下落した。事例数は607件(前年より88件増)、平均築年数は26.6年(1年前25.1年)、平均専有面積は80.26平方メートル(同82.62平方メートル)。同区間の最高値は秋山の228万円。

二桁の上昇と下落が入り混じる展開。各駅の平均専有面積が前期から縮小した。

京成高砂は前期から18万円下落した。平均築年数が4年以上伸びると共に、平均専有面積は10平方メートル近く縮小した。

秋山は42%台の大幅上昇で、坪200万円を大きく上回った。事例数が20件台で推移しており、個別事例の影響を受けやすい状況だ。今期は事例の築浅化が進んだ。

東松戸は二桁の反転上昇で182万円。西白井は連続上昇で81万円となった。

白井千葉ニュータウン中央は二桁の反転下落。千葉ニュータウン中央の事例数は同路線最多の186件だが、築古事例の増加により、平均築年数が26年台まで伸びた。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ