2016年2月23日号 東京メトロ日比谷線①

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面「現状価格」は15年9月〜15年11月までの3ヵ月間を集計

東京メトロ日比谷線の駅ごとに平均坪単価

都心一等地、上昇基調続く

東京メトロ日比谷線(中目黒~北千住)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は309万円。1年前に比べて47万円、18.1%上昇した。事例数が3072件(前年より680件増)、平均築年数が19.7年(1年前20.1年)、平均専有面積は53.6平方メートル(同55.3平方メートル)だった。今回掲載駅(中目黒~築地)における最高値は神谷町の453万円。いずれの駅も都心一等地に立地し、それぞれ高単価を付けた。

中目黒は約20%の大幅上昇で、坪300万円台に載せた。前年は築浅事例の減少傾向が見られたが、今回は平均築年数が約2年新しくなり単価の押し上げ要因となった。

恵比寿は平均築年数が24.8年で、沿線で最も古い。それにもかかわらず坪362万円を付け、街のブランド力の高さを示した。

坪400万円が目前の広尾も同様にブランド立地だが、こちらは平均専有面積の広さが特徴。高単価を維持する、築古のヴィンテージマンションの影響と見られる。

神谷町は、築年数が5年以上古くなりながらも単価水準を維持した。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ