2024年10月01日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は24年4月~24年6月までの3ヵ月間を集計

池袋が二桁上昇で365万円
西武池袋線(池袋~飯能)における平均坪単価は202万円で、1年前に比べて2万円下落した。事例数は3882件(前年より109件減)、平均築年数は31.3年(1年前31.2年)、平均専有面積は57.23平方メートル(同55.05平方メートル)だった。今回掲載区間(池袋~所沢)における最高値は池袋の365万円。
ターミナル駅の池袋は上昇トレンドが続く。前期より上昇幅が拡大し、今期は12%台の大幅上昇だ。事例数も同路線最多の616件。事例の築浅化が進み、平均専有面積は43.8平方メートルに拡大した。
一方、江古田は二桁の反転下落で、平均坪単価は200万円を下回った。事例の築古化で平均築年数は前期から5年以上伸びた。
石神井公園は上昇幅が拡大した。築年数の上積みは見られるが、今期は6%台の上昇で坪243万円となった。
大泉学園は前期26%台の大幅上昇から一転し、7%台の下落。20年台半ばで推移した平均築年数が同後半まで伸びた。専有面積は拡大傾向だ。