2024年04月02日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年8月~10月までの3ヵ月間を集計

馬車道が二桁の大幅上昇

横浜高速鉄道みなとみらい線(横浜~元町・中華街)の平均坪単価は333万円で、1年前から3万円下落した。事例数は1142件(前年より186件増)、平均築年数が23.0年(1年前21.5年)、平均専有面積は62.60平方メートル(同62.05平方メートル)。最高値は馬車道の651万円。

横浜はわずかに上昇し270万円。事例数は同路線最多の718件で増加傾向だ。平均専有面積は50平方メートル台後半で推移している。みなとみらいは前期の二桁上昇から反転下落し505万円となった。

前期でわずかに下落した馬車道は二桁上昇に転じた。平均築年数が6.9年で、同路線内では築浅のファミリー物件が多いエリアだ。

元町・中華街は堅調。前期から上昇幅は縮小したものの、今期も2.7%上昇して平均坪単価は340万円となった。事例数は約2倍の182件。築浅化も進み、平均築年数は22.2年となった。

なお新高島は事例数が20件未満と少なく、個別事例の影響を受けやすくなっている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ