2024年03月5日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年8月~10月までの3ヵ月間を集計

堅調の上大岡、築浅化進む

京急本線(泉岳寺~浦賀)における平均坪単価は230万円で、1年前に比べて5万円上昇した。事例数は6436件(前年より822件増)、平均築年数が29.2年(1年前28.2年)、平均専有面積は58.25平方メートル(同57.55平方メートル)だった。今回掲載区間(八丁畷~上大岡)における最高値は横浜の270万円。

八丁畷は連続上昇で207万円となった。築浅事例の増加により、200万円の大台に乗った。

生麦は二桁上昇で157万円となった。近隣駅が下落基調の中、今期は大きく上昇した。事例数は249件(前期比50件増)と増えており、築浅化が進んだ。

横浜はわずかな上昇にとどまった。事例数は増加傾向で、同路線最多の718件。

井土ヶ谷弘明寺は築古事例の割合が増え、下落した。

上大岡は堅調で170万円。ファミリー向けが多く、事例数は453件と増加傾向だ。築浅事例の増加により、平均築年は路線平均を下回る28.5年となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ