2023年6月13日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は23年2月~4月までの3ヵ月間を集計

白金台は反転下落

都営地下鉄三田線(目黒~西高島平)の平均坪単価は347万円。1年前に比べて20万円、6.0%上昇した。事例数は5325件(前年よりも1233件増)、平均築年数が28.8年(1年前は27.4年)、平均専有面積は53.79平方メートル(同52.94平方メートル)だった。今回掲載区間(目黒~巣鴨)の最高値は大手町の659万円。

東京都品川区の目黒駅から都心部を通り、板橋区の西高島平までをつなぐ路線。

目黒は平均築年数がやや若返り、平均坪単価は10.2%増となった。80平方メートルを超えるファミリー向け物件が主流の白金台は反転下落。築古化が進んだためと想定される。

御成門は前期に引き続き下落した。平均築年数が大幅(18.3年→34.3年)に嵩んだことで、二桁の下落となった。この御成門のほか、大手町、神保町水道橋の計4駅は事例数が多くはないため、平均坪単価の上昇・下落幅に個別事例の影響が出やすい。巣鴨は広めの物件が増え、平均専有面積は10平方メートル増加した。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ