2023年3月14日号
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は22年10月~12月までの3ヵ月間を集計

全駅で前年上回る
JR総武線(三鷹~千葉)の平均坪単価は252万円で、1年前から5.4%、13万円上昇した。事例数は9366件(前年より1295件増)、平均築年数が30.1年(1年前28.8年)、平均専有面積は55.75平方メートル(同55.36平方メートル)。今回掲載区間(市川~千葉)の最高値は、本八幡の232万円。
今回はいずれも千葉県エリアの駅。全駅で前年を上回る価格となった。このエリアはファミリー向けが多く平均専有面積は60平方メートル台後半から80平方メートル台が並ぶ。
市川は平均築年数がかさんだものの10.4%上昇した。都営新宿線も利用可能な本八幡は22.1%の大幅上昇だった。事例数も増加傾向となっている。
東船橋は前年に続き二桁の上昇だった。ただ、事例数が75件(前年59件)と多くはないため、個別事例の影響が出やすい。
幕張本郷、新検見川、西千葉も二桁の上昇。西千葉は前年のマイナスから反転上昇となった。