2023年1月17日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は22年8月~10月までの3ヵ月間を集計

ふじみ野、面積81平方メートルに拡大

東武東上線(池袋~東松山)における平均坪単価は179万円で、1年前に比べて9万円、5.6%上昇した。事例数は4369件(前年より584件増)、平均築年数は30.7年(1年前29.6年)、平均専有面積は56.48平方メートル(同55.39平方メートル)だった。今回掲載区間(柳瀬川~東松山)における最高値はふじみ野の156万円。

みずほ台は16.3%増で100万円台に乗った。今回掲載区間の中で下落したのは鶴瀬上福岡の2駅。共に築古物件の事例が増え、平均築年数がかさんだ。

ふじみ野は広めのファミリー向けが増え、平均専有面積が81平方メートルへと拡大した。

川越は13.8%の上昇。川越市霞ヶ関は40%台の大幅上昇となった。両駅とも事例数が50件未満で少ないため、個別事例の影響が現れたと想定される。

若葉坂戸は前年のマイナスから今期は上昇に転じた。築浅物件が増えたことで平均坪単価は共に3割アップとなった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ