2022年6月14日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は22年2月~4月までの3ヵ月間を集計

溝の口は32%上昇

東急田園都市線(渋谷~中央林間)における平均坪単価は265万円で、1年前に比べて35万円、15.4%上昇した。事例数は4743件(前年より111件増)、平均築年数は29.0年(1年前28.3年)、平均専有面積は60.58平方メートル(同63.37平方メートル)だった。今回掲載区間(渋谷~宮前平)における最高値は渋谷の480万円。

渋谷に近い池尻大橋三軒茶屋はいずれも二桁の上昇となった。取引事例数も増えており、取引が活発な状況がうかがえる。

前年はマイナスだった二子新地は今回、10.2%の上昇。2年前の水準を上回り、200万円台に乗せた。

溝の口梶が谷は、前年は9%台のマイナスだったが、今回は二桁の上昇に転じた。特に溝の口は32.3%もの大幅上昇。取引事例数は186→170へと減少したものの、平均築年数は若返っている。

宮前平は平均築年数が積み増したものの、平均坪単価は上昇基調が続いている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ