2021年12月14日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は21年4月~21年6月までの3ヵ月間を集計

三越前は22%上昇

東京メトロ半蔵門線(渋谷~押上)における平均坪単価は407万円で1年前に比べて23万円、6.0%上昇した。事例数は1923件(前年より259件減)、平均築年数が25.5年(1年前23.7年)、平均専有面積は56.68平方メートル(同58.57平方メートル)。最高値は青山一丁目の659万円。

東京都渋谷区の渋谷駅から大手町を通り、墨田区の押上までを結ぶ路線。

掲載区間の中で最も事例数の多い渋谷は、前年比10.2%の上昇。平均築年数は28.7年で変化はなかった。

表参道と青山一丁目はそれぞれ3.6%、4.2%の下落。今回下落したのはこの2駅のみだった。築古化が進んだためと想定される。

永田町は10.2%の上昇。例年同駅の取引事例数は少なく、今回は18件にとどまった。そのため個別事例の影響が出やすい。

三越前は22.2%もの上昇となった。前年の減少から増加に転じた。取引事例が2番目に多い錦糸町は5.1%の上昇だった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ