2021年8月24日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は21年4月~21年6月までの3ヵ月間を集計

全駅で前年比上昇

都営地下鉄三田線(目黒~西高島平)における平均坪単価は306万円。1年前に比べて29万円、10.3%上昇した。事例数は2922件(前年より542件減)、平均築年数が26.5年(1年前26.0年)、平均専有面積は52.24平方メートル(同55.77平方メートル)だった。今回掲載駅(西巣鴨~西高島平)における最高値は西巣鴨の252万円。

今回掲載の全12駅が上昇となり、好調な様子がうかがえる。前年は12駅中、9駅で下落が見られていた。

新板橋板橋区役所前板橋本町の隣接3駅は8%台の上昇。本蓮沼は前年の8.4%減から一転、今回掲載区間で最も高い15%もの上昇を見せた。築浅物件の取引が増え、平均築年数が4年近く若返ったことによるもの。蓮根も前年の3.9%減から今回は二桁の上昇。また、前年に19.1%の大幅下落(114万円)だった新高島平は、今回3.5%増(118万円)に回復した。

なお、取引事例数は全体的に減少傾向となっている。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ