2021年5月18日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年12月~21年2月までの3ヵ月間を集計

西浦和、東浦和は大台

JR武蔵野線(府中本町~西船橋)の平均坪単価は117万円で、1年前に比べて2.0%上昇した。事例数は2006件(前年より343件減)、平均築年数は26.2年(1年前24.9年)、平均専有面積69.59平方メートル(同69.30平方メートル)。今回掲載区間(府中本町~越谷レイクタウン)の最高値は西国分寺の164万円。

東京市部、埼玉南部、千葉西部を結ぶ路線で、東京都心から放射状に延びるJR各路線と交差しているため乗り換え可能な駅が多い。今回最高値だった西国分寺もその1つ。取引事例数は前年よりも半減したが、築浅物件が多かったため、平均坪単価は5.8%上昇した。

また、他線との連結駅ではないが、西浦和東浦和は前年のマイナスから二桁のプラスに転じ、平均坪単価はそれぞれ103万円、112万円となり、100万円の大台に乗った。南越谷も他駅と比べて事例数は少ないが、今回二桁のプラスに転じ(12.1%増)、130万円となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ