2021年2月16日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年9月~20年11月までの3ヵ月間を集計

赤羽岩淵が減少傾向続く

埼玉高速鉄道(赤羽岩淵~浦和美園)の平均坪単価は135万円で、1年前から4.1%、6万円上昇した。事例数は633件(前年より124件減)、平均築年数が19.4年(1年前20.1年)、平均専有面積は70.31平方メートル(同69.47平方メートル)。同路線の最高値は赤羽岩淵の200万円。

ファミリー向け事例が多い区間。赤羽岩淵は今期唯一の下落駅となった。事例数は50件未満にとどまるため路線全体への影響は大きくないものの、今期も4%台の下落。築年数の上積みが顕著だ。

川口元郷はわずかながら上昇し、平均坪単価は140万円となった。同路線の4割弱の事例数を占めており、平均専有面積も拡大した。

鳩ヶ谷も上昇トレンド。事例数が減少傾向のため個別事例の影響を受けやすくなっているが、今期は二桁の大幅上昇となった。平均築年数が路線平均よりも若い17年台で推移している。

東川口は横ばい。JR武蔵野線が乗り入れる接続駅で、事例数は157件と豊富だ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ