2020年12月22日号 

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年6月~20年8月までの3ヵ月間を集計

所沢は下落幅が拡大

西武池袋線(池袋~飯能)の平均坪単価は163万円で1年前から6万円下落。事例数は3266件(前年より360件減)、平均築年数が27.3年(1年前26.6年)、平均専有面積は58.17平方メートル(同54.45平方メートル)。掲載区間の最高値は東久留米の133万円。

同路線の中でもファミリー向け事例の多い区間だ。東久留米は緩やかな上昇を維持し、事例数も増加している。

清瀬は好調。今期は二桁上昇となり、平均坪単価は106万円となった。平均築年数は横ばい。平均専有面積は拡大傾向で、60平方メートル後半まで拡大した。

所沢は下落傾向。前期より下落幅が拡大し、約5%の下落。事例数は200件超と豊富だが、平均築年数の上積みが進んでいる。

小手指は上昇傾向。今期も上昇幅が拡大し、平均坪単価は108万となった。

武蔵藤沢以西は下落トレンド。前期で上昇した各駅が下落に転じたほか、前期下落の仏子元加治も横ばいとなり、上昇は見られていない。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ