2020年9月8日号 小田急小田原線③

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は20年3月~20年5月までの3ヵ月間を集計

上昇の厚木、再開発事業進む

小田急小田原線(新宿~小田原)の平均坪単価は143万円で、1年前から8.7%、14万円下落。事例数は5844件(前年より151件増)、平均築年数が28.9年(1年前27.2年)、平均専有面積は64.66平方メートル(同62.25平方メートル)。今回掲載区間(小田急相模原~小田原)における最高値は海老名の128万円。

小田急相模原は7%台の上昇となり、平均坪単価は100万円目前。築年数の上積みがあるものの、事例数は増加して350件となった。

3路線が乗り入れる海老名は堅調。築浅事例の割合が増え、今期も5%台の上昇で、2年前から11万円上昇した。

厚木本厚木は上昇傾向。ファミリー向けが多く、特に本厚木の事例数は500件超で推移。厚木は駅南地区で再開発事業が進められている。

鶴巻温泉以西は下落基調。二桁下落も目立つが、もともと同路線内では事例数が少ない区間だ。その中で事例数が100件超の秦野は2期連続の二桁下落。小田原は前期から反転下落となった。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ