2018年11月20日号 JR中央線②

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出 単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数/同専有面積「現状価格」は18年7月〜18年9月までの3ヵ月間を集計

国分寺、築古増も上昇

JR中央線(東京~高尾)における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は201万円。1年前に比べて3万円、1.3%上昇した。事例数は5060件(前年より384件増)、平均築年数が25.2年(1年前24.5年)、平均専有面積は56.86平方メートル(同52.68平方メートル)。今回掲載区間内の最高値は国分寺の206万円。

国分寺は、5%台の連続上昇で200万円の大台に乗った。築年の上積みが見られるものの、取引は活発で事例数が増加した。平均専有面積は拡大傾向にあり、ファミリー向けの事例が増加した。

国分寺に近い東小金井西国分寺などでも同様に、築年数が上積みされながらも取引件数が増えた。平均坪単価が上昇しており、エリアとしての需要が高くなっているようだ。

日野は、前期二桁減の反動もあり19%の大幅上昇。今期はファミリー向けの割合が増えた。

八王子も上昇基調で、事例数は前期に続き400件超と好調だ。

住宅新報社 データ提供:東京カンテイ