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Try
# 03

東京カンテイの基礎がここに。
磨き続ける、唯一無二の不動産データベースへのTry

東京カンテイにやってくる不動産情報は、「新築マンション情報課」「中古流通事例入力課」を通過して初めて、データベースの仲間入りを果たすことができる。

「機械的に数字をチェックしておしまい、というわけではありません」

日々大量の不動産情報を目にしている専門スタッフが、内容を精査した情報を登録することで、質の高いデータベースが維持されている。

新築マンション情報課は、新築マンションの情報をデータベース化している課である。新築分譲パンフレットの収集、収集した情報の管理、情報の登録、サービス用の画像編集作業、と4つのチームに分かれている。

マンションの分譲が新たに確認されると、情報収集チームが動き出す。収集チームはデベロッパーとの関係性を大切に、時には遠方まで足を運ぶこともある。

入手した分譲パンフレットは登録チームに渡り、記載されている内容を隅から隅まで丁寧に拾い上げていく。

分譲パンフレットは、「カタログコピーサービス」など様々なサービス、調査に活用されている。

「設備だけで200以上の項目を設けています。時代によって性能や表現が変わるので、時代に即した登録方法に変えています。」

「省エネ設備の導入が、この2~3年でだいぶ増えてきていますが、出始めの頃は“パンフレットに新しい設備項目があるけれど、登録した方がいいのかな”と思うわけです。その後先細ってしまって、登録したのに全然使われない、ということもありますから」

将来的に価格に影響してくるようなものなのか、その見極めもチーム内で都度検討されている。新しい項目として加えることになると、時には過去の物件データにさかのぼって情報を探すこともある。

「中古流通事例入力課という名前は、必ずしも実態を表しているわけではないのです」
マンションで言えば中古の売買事例だけでなく、分譲マンションの賃貸事例も入力しているほか、土地や一戸建ての売出し価格も対象としている。

「中古マンション事例では新築分譲時の膨大なカタログデータと、土地事例では公的なデータと突き合わせながら、正確な情報なのか、異常値はないかを検証していきます」

中古で売り出す際に、マンションの部屋の形が分譲当時とは変わっていることもある。

「カタログに載っていない間取りなのでおかしいと思っていたら、どうやら隣同士の2部屋をつなげていた、ということもありました。そういった事情がすべて資料に記載されているわけではないので、個々の事例ごとに調査する内容も変わってきます。自動化が難しいところです」

「東京カンテイが不動産データ会社としてトップクラスでいられる理由は、脈々と受け継がれてきた収集業務の歴史と対応エリアの広さにあると思います」

先人たちが知恵を絞って蓄積してきた過去のデータが、中心都市に限らず、日本全国をカバーする広い範囲で保存されている。

単なるデータの集合体ではなく、サービスが利用しやすいように整理されている点も大きな強み。

「当初は紙で1棟ごとのマンションリストを持っていたようですが、データベースを構築するにあたり、どのように整理したら1棟ではなく1室単位の情報を取り出しやすくなるのか? ということを先駆けて考えていたのです」

「間違えない、というのは大前提ですが、特に価格や新築のマンション名登録には神経を使います」

評価システムなどの結果に関わる価格はもちろんのこと、検索性を考えるとマンション名をどのように登録しておくかも重要だ。

「分譲主が発行するカタログとは違って、中古事例でもとになる資料は発信元がバラバラで、その様式もあまり統一されていません。事実は変えずにデータを整えて、オープンにしていくという点に、東京カンテイの存在意義があるのだと思います」

不動産業界の発展に寄与しているという自信がある。

「AIを用いたとして、任せっきりにしてよいものなのか。現実の世界を体験できないAIにはわからない細かいニュアンスや暗黙的なルール、そういったものが不動産データには数多く含まれています。それを思うと、まだ自分たちが果たすべき役割があると感じます。」

まったく同じものは2つとないのが不動産。

「正確な情報をお客様に提供する」

この「正確」を確保するために、膨大なデータ一つひとつと向き合っているのだ。

画一的な基準で語ることのできない領域だからこそ、経験豊富な人の目が欠かせない。

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