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2009年11月3日号 東京地下鉄千代田線

2009/11/03

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数「現状価格」は09年4月〜6月までの3ヶ月間を集計

東京地下鉄千代田線

現 状 価 格 1 年 前 2 年 前
町   屋 123(17.2) 141(12.7) 127(14.5)
綾   瀬 105(16.8) 113(15.6) 109(17.4)
北 綾 瀬 89(16.1) 96(17.0) 99(15.1)

(表中の色違いのセルは、文中で主に取り上げられている駅)

町屋で築古の事例増

東京地下鉄千代田線の掲載3駅における3.3平方メートル当たりの平均価格は、105.7万円。1年前に比べて9.4%下落、金額にして11.0万円値下がりした。事例数は329件(9件増加)。町屋で大幅に増えたことが、沿線全体の事例数増につながった。他の2駅では減少している。平均築年数は16.7年(1年前15.1年)、平均専有面積は58.8平方メートル(同57.8平方メートル)だった。3駅すべてで値下がり。特に町屋は平均築年数が4.5年かさみ、18万円と大きく下落した。築年数を経た物件が市場に多く出たとみられる。また、平均専有面積が5平方メートル弱広くなり、坪単価を押し下げた。

綾瀬、北綾瀬はそれぞれ8万円、7万円下落。綾瀬は築年数が約1年古くなったが、100万円台を維持している。平均専有面積が緩やかながら拡大する傾向にあり、今回は59.6平方メートルだった。反対に、北綾瀬は3平方メートルほど狭くなり53.4平方メートルとなった。

町屋(東京都荒川区) 戸建てニーズ根強く

尾竹橋通り沿いにはマンションが立ち並ぶが、通りを一本外れると入り組んだ路地の住宅街。ただ、駅前には高層マンションが完成するなど、町並みは着実に変化している。

地元業者に話を聞くと、中古物件はマンションより戸建ての需要が根強いようだ。周辺には地主が多く物件がなかなか出てこないため、「出ればすぐに売れる状況」。13坪程度で2000万円台の物件がボリュームゾーンだという。

また、住宅建築・販売を手掛ける業者によると、昨年の冬に比べて分譲住宅の動きも活発化している。住宅ローン減税効果や価格調整が進んだ影響とみられる。30〜40代前半の夫婦が、結婚や出産を経たタイミングで購入する例が多いという。

一方で賃貸は、他地域と同様に礼金が下落傾向にある模様。1カ月とする物件も増えたが、ネットによる集客が定着したことで以前より広告経費がかさみ、「家主の了解を得たうえで礼金1カ月分を広告代に充てている」との声も。礼金ゼロ化への対応が難しい実態をうかがわせた。

このほか不況で生活保護受給者が増えていることを反映して、対応可能な物件について区役所からの照会も増えているようだ。ある業者によると、その際指定される賃料上限と平均相場には5000円ほどのズレがあるという。「例えば、5万円台前半の物件となると風呂なしタイプが主流だが、それでは希望条件と合わない。(役所には)賃料の設定基準を見直してほしい」(地元業者)と話した。

原稿制作:住宅新報社 データ提供:東京カンテイ
このデータを無断で転載、利用することを禁じます。

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