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2009年9月22日号 JR武蔵野線

2009/09/22

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数「現状価格」は09年4月〜6月までの3ヶ月間を集計

JR武蔵野線

現 状 価 格 1 年 前 2 年 前
東 所 沢 76(15.7) 80(14.8) 87(10.7)
新   座 96( 8.6) 96(11.9) 98( 9.5)
西 浦 和 89(14.8) 83(14.2) 84(15.1)
東 浦 和 79(19.0) 92(14.5) 90(15.8)
東 川 口 80(15.1) 90(14.7) 91(13.1)
吉   川 70(14.8) 73(13.9) 75(14.0)
新 三 郷 55(24.0) 48(26.0) 56(22.1)
三   郷 72(17.6) 57(22.6) 70(16.7)
新 八 柱 88( 8.6) 86(11.7) 81(12.7)
市 川 大 野 57(24.3) 59(25.4) 67(22.2)
船 橋 法 典 73(16.5) 71(19.6) 66(19.2)

(表中の色違いのセルは、文中で主に取り上げられている駅)

開発進む新三郷が上昇

JR武蔵野線の掲載11駅における3.3平方メートル当たりの平均価格は76.0万円で、前年と同値だった。ただ東浦和や東川口といった主要駅が下げていることから、下落基調にあると判断できる。事例数は573件(46件減)、平均築年数は16.3年(1年前17.2年)で約1年若返った。平均専有面積は70.1平方メートル(同 68.8平方メートル)だった。

三郷(15万円上昇)及び新三郷(7万円上昇)の好調ぶりが目に付く。三郷は、つくばエクスプレスが通る南流山の隣駅。利便性の高さが価格に反映されたとの見方もある。次駅の新三郷も、9月中旬に開業した大型商業施設開発効果などで上昇したようだ。

そのほか、西浦和が6万円値上がりした。隣駅の武蔵浦和が埼京線に通じるなど、交通の利便性が高い。また「浦和」のブランドイメージも根強く、安定推移を支えていると考えられる。

前年と同価格だった新座には、築浅が集中している。新築と比べた時の割安感が価格維持につながっているようだ。

東川口 2線が通り、環境も良好 売買ニーズは安定

JR武蔵野線のほか、01年に開通した埼玉高速鉄道線が停車する。地元不動産業者によると、開通当初は地価の急激な上昇もなく落ち着いていたが、その後徐々に利用客が増えていったという。

元々造園業の盛んな地域で、その名残りもあり緑豊かな環境。また、06年に隣駅の浦和美園に大型ショッピングモールが開業し生活利便性が向上したことで、地域のアピール材料が増えたようだ。住環境の良さから需要が安定しており、駅近くに店舗を構える地元業者は「売買動向は例年通り。年齢層も幅広く、土地から探す人が多い」と話す。ただ地主が多く、土地物件が市場になかなか出回らないという。

駅周辺で新築供給の動きは見られないが、徒歩15分ほどの場所にある公立小学校の周辺にはマンションなどが建ち始めているようだ。近年開校したばかりで、入学希望者が定員を上回るほどの人気だという。同地域に限らず、人気校が周辺の不動産事情に影響を及ぼす例は各地で見られる。

一方で賃貸市場は不調の模様。地元業者は「(市況は)年々悪くなっていたが、昨秋からの不況が追い打ちをかけた。物件の供給過剰が根本要因」と話している。

原稿制作:住宅新報社 データ提供:東京カンテイ
このデータを無断で転載、利用することを禁じます。

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