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2009年8月18日号 東武東上線

2009/08/18

東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数「現状価格」は09年2月〜4月までの3ヶ月間を集計

東武東上線

現 状 価 格 1 年 前 2 年 前
北 池 袋 178(12.9) 183(14.0) 167(18.2)
下 板 橋 122(22.0) 144(21.3) 153(19.6)
大   山 127(22.2) 142(19.3) 130(23.0)
中 板 橋 139(20.4) 140(20.0) 133(19.4)
と き わ 台 142(17.1) 149(16.1) 135(19.9)
上 板 橋 121(20.5) 122(22.8) 112(24.3)
東 武 練 馬 137(13.7) 149(15.3) 134(16.0)
下 赤 塚 110(20.0) 132(19.4) 102(24.0)
成   増 110(20.0) 132(19.4) 102(24.0)
和 光 市 109(14.0) 109(14.2) 110(14.6)
朝   霞 92(17.1) 95(16.9) 98(13.0)
朝 霞 台 88(15.4) 95(13.6) 88(12.4)
志   木 98(17.8) 106(17.3) 88(18.9)
柳 瀬 川 83(24.5) 81(26.8) 82(26.2)
み ず ほ 台 67(22.8) 82(17.9) 80(16.5)
鶴   瀬 66(20.4) 83(17.0) 90(15.3)
ふ じ み 野 117(10.5) 112(11.1) 122( 9.5)
上 福 岡 67(20.2) 77(17.4) 79(15.6)
川   越 69(18.7) 68(19.9) 61(19.6)
川 越 市 59(25.4) 71(21.0) 55(24.0)
鶴 ヶ 島 51(21.4) 61(16.1) 60(17.7)
若   葉 51(21.2) 56(20.2) 49(19.5)
坂   戸 63(13.9) 67(13.5) 62(15.6)
東 松 山 51(16.3) 49(17.1) 56(16.4)

(表中の色違いのセルは、文中で主に取り上げられている駅)

川越 駅周辺に築浅多数

東武東上線の掲載24駅における3.3平方メートル当たりの平均価格は96.6万円。1年前に比べ7.6%、金額にして7.9万円値下がりした。ただ、約半数の駅では2年前よりも高単価を記録している。

事例数は115件減少し2055件だったが、増えた駅もいくつかある。特に朝霞(36件増)、川越(27件増)、坂戸(25件増)で大幅に増加した。

平均築年数は18.8年(1年前17.9年)、平均専有面積は60.1平方メートル(同59.0平方メートル)。

都心寄りでは50平方メートル前後、和光市以北では60平方メートル以上の駅が多く、和光市、朝霞台、ふじみ野では70平方メートルを超えた。

北池袋や下板橋では、平均専有面積が年々広くなっていることからファミリー向け物件が増えているようだ。ただ、特に下板橋は22万円と大きく下げており、下落基調にある。

その一方で、中板橋〜上板橋は比較的堅調な値動きと言える。いずれも1万〜7万円の小幅な値下がりにとどまった。上板橋に関しては、築年数が2、3年若返った影響も大きいと見られる。

志木は8万円下げ、再び100万円を割った。ただ川越に次ぐ事例数があり、今後の動向に注目したい。

100万円台を維持するふじみ野には、築浅が集まっている模様。価格も5万円上昇し安定推移している。

沿線最多の事例数となった川越。駅周辺には、建設中を含め15〜20階建て規模の築浅マンションが立ち並ぶ。今後築年数に若返りが見られそうだ。

中板橋 中古の需要旺盛 「物件が足りない」

各店舗に共通していたのが、「中古物件の購入ニーズはあるが在庫がない」という声。年明けから本格化した価格の値下げを受けて購入事例が増えたほか、売り控えの傾向も根強く、現在は在庫が僅少状態だという。

供給が追い付かない現状だが、購入側には新たな傾向も見られるようだ。地元不動産業者によると、20〜30代を中心にリフォームを前提とした中古マンションの購入が増えているという。「リノベーション物件を目的に来店するユーザーも目立ち始めた。リノベーションの概念を知らなくても、内見すると好印象を抱く場合が多い」と話す。

中古マンションでニーズがあるのは2000万円前後の物件。ただ、「築浅となると3000万〜3500万円は下がらない」との指摘もあり、希望価格と実際の相場にはズレも生じているようだ。

一方で賃貸は、賃料の下落や住み替えの減少など不調を訴える声が多かった。その中で、周辺で6月末に完成した30戸弱の1Rマンションは、既に9割が契約済みだという。7万円台という、周辺相場に比べ割安な価格設定がニーズをつかんだようだ。物件を扱う業者は、「住み替え需要は確実にある」と見ている。

このほか、「ここ数年で学生入居者が目に見えて減った」という話も複数の店舗で聞かれた。自宅通学者の増加が主な要因と見られる。「以前は沿線にある埼玉県の駅周辺に住んでいる場合も、大学の近辺で1人暮らしを始めるケースが多かった。それが最近では、群馬県や茨城県ほど距離が離れていなければ実家から通うようだ」(地元不動産業者)。

また、他地域からの転入よりも中板橋エリア内での住み替えが多いのも特徴。駅前から続く商店街にはスーパーやチェーン店舗が目立つが、個人商店も多数見受けられる。「気取らない町の雰囲気が愛着につながるのだと思う」という声もあった。

約1年前には、商店や病院などを併設する分譲マンションの建設に伴い、駅前の道路を広げたことで、商店街入り口の印象も明るくなった。同様の手法によるマンション建設が更に計画されているという。地元では、商店街が今以上に活気付くことで「若い世代の増加につながってほしい」と期待が寄せられている。

原稿制作:住宅新報社 データ提供:東京カンテイ
このデータを無断で転載、利用することを禁じます。

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