東京カンテイ|リリース
2009年7月28日号 都営三田線
2009/07/28
東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均坪単価(3.3m2)を算出単位:万円 カッコ内の数値は事例物件の平均築年数「現状価格」は09年2月〜4月までの3ヶ月間を集計
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都営三田線 |
現 状 価 格 | 1 年 前 | 2 年 前 |
| 新 板 橋 | 131(23.7) | 157(17.2) | 137(21.1) |
| 板橋区役所前 | 149(18.9) | 149(17.0) | 147(16.7) |
| 板 橋 本 町 | 130(19.4) | 139(20.2) | 127(19.3) |
| 本 蓮 沼 | 133(18.5) | 152(15.5) | 145(14.8) |
| 志 村 坂 上 | 126(21.2) | 140(16.0) | 126(19.5) |
| 志村三丁目 | 116(24.3) | 131(24.4) | 126(20.1) |
| 蓮 根 | 111(22.4) | 117(24.5) | 119(21.2) |
| 西 台 | 111(24.9) | 119(25.3) | 111(22.9) |
| 高 島 平 | 102(24.7) | 120(21.6) | 119(23.6) |
| 新 高 島 平 | 99(21.6) | 110(19.6) | 118(14.5) |
| 西 高 島 平 | 104(16.3) | 109(14.5) | 105(18.7) |
(表中の色違いのセルは、文中で主に取り上げられている駅)
築年数、若返りの動きも
都営三田線の掲載11駅における3.3平方メートル当たりの平均価格は119.3万円で、1年前に比べて9.1%、金額にして11.9万円値下がりした。
事例数は832件(37件増加)、平均築年数が21.4年(1年前19.6年)で約1年古くなった。平均専有面積は51.8平方メートル(同53.2平方メートル)でやや狭くなったものの、広くなった駅もいくつかみられる。特に板橋区役所前は約7平方メートル広くなっており、ファミリー物件の流通量が増えている実態が読み取れる。
また同駅は、他駅がすべて値下がりした中で唯一横ばいだった。築年数を経ているにもかかわらず2年前比では値上がりしており、堅調に推移していると言える。
また、沿線全体を通して比較的老朽化した物件が多く、特に志村坂上以北は古い団地やマンションが目立つ。
その一方で、新築供給の動きもある。直近では志村三丁目周辺で、ファミリー向け中規模マンションの募集が始まる予定だ。
沿線は大手町や日比谷方面に通じるほか、00年には東急目黒線と相互直通運転を開始。利便性の向上に伴う住宅需要を見込んで、板橋区役所前や本蓮沼、志村坂上などで物件の供給が進んだ。当時の物件が、今後中古市場に出回ると予想される。
板橋区役所前 売り事例増加 「在庫過剰」に懸念
中山道を挟んだ東側のエリアで、近年変化が目立つようだ。駅から徒歩2〜3分の地では、周辺で初となるタワーマンション(23階建て)の建設が進む。木造密集地域の再開発事業の1つで、10年10月に竣工予定だ。また、商店街では金物屋などの個人商店が廃業した後、各業種のチェーン店舗が出店するケースも目立つ。
売買動向では、売事例の増加を挙げる声があった。ただ購入ニーズは横ばいのため、在庫が過剰になりつつあるという。
一方で賃貸は、この春の繁忙期は例年並みだったものの、「5月以降の需要減退が顕著」という声が聞かれた。「住まい探しをするユーザー自体が減っており、賃料を下げたところであまり意味がない」とお手上げ気味だ。別の業者は、「ここ2、3年の間に新築マンションが多数建設された。不況の影響というより、供給が過剰」と低迷の要因を指摘する。
このほか周辺では、以前から加賀地区のブランド力が根強いという。緑が多く、埼京線の十条駅も徒歩圏内にあるなど住環境に恵まれている点が、人気確立につながっているようだ。
高島平 中古売買が堅調 「予算上限厳しい」
駅南側には、72年に入居が開始されたマンモス団地、高島平団地が広がる。入居者の高齢化問題が表面化して久しいが、それに伴い入居者の子の世帯が親の近くに引越してくるケースが増えている。大半が賃貸住宅に入居するが、その後子どもの入学などを機に周辺で住宅を購入するケースも多いといる。いずれにしても、この傾向は今後も続くとみられる。
地元の不動産業者によると、賃貸は特に高額物件が苦戦している模様。一方で、10万円前後の2DKや2LDKは新婚世帯などにニーズがあり、活発に動いているという。そのほか、文京区などの比較的高額なエリアから住み替える動きが顕著で、不況を反映した動きととらえることもできる。
売買は新築が振るわない一方、「中古マンションの購入事例は例年通りに推移している」との声が聞かれた。メインの購入層は、30代の既婚者だという。ただ、1500万円前後を予算の上限とするケースが多く、「値下げなどして対応するものの、(供給サイドとしては)正直厳しい」というのが本音のようだ。
原稿制作:住宅新報社 データ提供:東京カンテイ
このデータを無断で転載、利用することを禁じます。
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